松岡宗嗣の2018年

こんにちは、松岡宗嗣です。 大学を卒業し、fairを立ち上げて最初の年末。自由に人生を組み立てられる楽しさと、これからやっていけるのかという不安と共に、なんとか2018年も生きていくことができました。 同時に、さまざまな人に支えられていることを実感…

24歳になりました。この数日の学びと怒りと勇気について話します。

24歳になりました。 サンフランシスコでお祝いしてもらった時の写真。祝っていただいた皆さんありがとうございます! たくさんのメッセージありがとうございます。24歳の誕生日はサンフランシスコで迎えることになりました。こちらはいま29日の夜中2時くらい…

「炎上ではなく灯火を」世界を幸せにする広告を集めた企画展が開催

広告による「炎上」を目撃する機会が増えた。特にジェンダーをめぐる表現は、既存の価値観のままでいたい人たちと、より良い社会を目ざし、変化を求める人たちとの間で、分断がより広がっているようにも感じる。 しかし、視線を移してみると、その分断を繋ぎ…

30年の時を超えて「同性愛」を描く2つの映画『モーリス』『君の名前で僕を呼んで』が公開

今週公開される映画『君の名前で僕を呼んで』と映画『モーリス』。公開年では約30年のひらきがあるこの両作品から、同性愛がどのように語られてきたか、語られるようになったか、その変化の片鱗を見ることができる。

国立市でアウティング禁止を明記、筑波大はハラスメントとして対処。それでも残る課題を解決するために必要な2つのこと

国立市で4月1日、全国で初めて「アウティング禁止」が盛り込まれた条例が施行された。また、3月には筑波大学がLGBTの対応ガイドラインを改訂。故意や悪意によるアウティングをハラスメントとして対処するとした。 こうした取り組みは、アウティングによりLGB…

大学を卒業しました。就職はせず「一般社団法人fair」を立ち上げます。

こんにちは、松岡宗嗣です。1年間の休学を挟みましたが、先日、明治大学を卒業しました。 今後について報告ブログを書こうと思います。少し長くなりますが、最後までお付き合いいただければ幸いです。 報告は大きく3つあります。 明治大学を卒業しました。 …

「オネエは裾野が広がりすぎてしまった」ブルボンヌとサムソン高橋が昨今のLGBT・ゲイシーンを語る

第6回のタイトルは「オネエとホモとLGBTとあなた」。ゲイコミュニティの中でも、それぞれの立場を異にする3名が、昨今のLGBT、特にゲイシーンについてどう感じているのか、率直な思いを語りあった。

LGBT炎上問題から考える「炎上の中からこそ、世の中のためになることを見つける」とは

第5弾のテーマは「LGBT炎上問題」。LGBTに関することで「炎上」を経験した杉山文野さん、井上健斗さん。そしてドラァグクイーンのマーガレットさんの3名が、昨今のLGBT炎上問題を振り返る。

2020東京五輪までに、LGBTへの差別をなくす「法律つくって」第2回レインボー国会が開催

第2回レインボー国会が開催。超党派の国会議員22名を含む300人が参加。「レインボー東京2020」をテーマに、スポーツやオリパラ組織委員会、政治、企業、一般市民それぞれの立場からこの課題について議論した。

「反対が出ても良いじゃん」街とLGBTの橋渡しとなった商店街会長と考える、ダイバーシティと街づくり

第4回のテーマは「ダイバーシティと街づくり」。irodoriはなぜ渋谷区神宮前二丁目でスタートしたのか、irodoriができたことによって街にどんな変化をもたらしたのか。 irodoriのオーナーであり、トランスジェンダー活動家の杉山文野さん、神宮前二丁目商和会…

「カミングアウトはバトンを渡すこと」家族というチームの中で、どうバトンを繋ぐか

第3回は「カラフル家族会」。LGBTと家族をテーマに、親にカミングアウトしたLGBTや、これからカミングアウトする人、しない人、カミングアウトを受けたきょうだい、親、親戚など、様々な立場の約30名が集まり、それぞれの経験や思いをシェアした。

「マイク役を探すのは絶対無理だろうと思っていた」田亀源五郎さんとNHKプロデューサーが語る「弟の夫」ドラマ化の裏話

「マイク役を探すのは絶対無理だろうと思っていた」ゲイアートの巨匠・田亀源五郎さんとNHKプロデューサーが赤裸々に語る「弟の夫」ドラマ化の裏話

「レズビアンだと気付けて、めっちゃ嬉しかった」元バレーボール選手・滝沢ななえさんがカミングアウトした理由

irodoriクロージングイベント、第1回は「LGBTとスポーツの未来」。昨年11月にテレビ番組でレズビアンであることをカミングアウトした元バレーボール選手の滝沢ななえさんが登壇。セクシュアリティの気づきや、カミングアウトに至った経緯、また、スポーツ界…

台湾で同性婚、大阪でゲイカップルが里親認定、保毛尾田炎上など。2017年のLGBTニュースをまとめてみた

こんにちは、松岡宗嗣です。 2017年もLGBTに関する様々なニュースがありましたね。感覚としても年々LGBTに関する報道は増えているように感じています。 今年も、個人的に印象に残ったニュースを振り返っていこうと思います。 1月13日:声優の三ツ矢雄二氏が…

「兄弟を装い24年間一緒に生きてきた」日本人と外国人のゲイカップルに立ちはだかる在留資格の壁

「好きな人と一緒に暮らして、離れがたいと思った時、Gさんは、国に戻るのか、法を犯してパートナーと日本に留まり続けるかという究極の選択を迫られたんです」

「誰もが誰かのALLYになれる」今年もMEIJI ALLY WEEKを開催します。

「誰もが誰かのALLYになれる」今年もMEIJI ALLY WEEKを開催します。 2015年に日本で初めて主催したMEIJI ALLY WEEKは、色んな意味で初めてのチャレンジでした。 いつも多大なるお力添えをいただいている、明治大学情報コミュニケーション学部の田中先生が担…

「私はエイズでパートナーを亡くした」来春公開の映画「BPM」上映会で語られた日本のHIV/エイズ

2018年3月公開の映画「BPM(Beats Per Minute)」ジャパンプレミア試写会が東京・中野区の「なかのZERO」で行われた。 第70回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞し、第90回アカデミー賞 外国語映画部門フランス代表に選出されたロバン・カンピヨ監督の長編…

「たった紙一枚で人の意識はこんなに変わる」渋谷区パートナーシップ証明書から2年

2015年11月、渋谷区で同性カップルのパートナーシップを証明する「パートナーシップ証明書」の交付が始まった。ちょうど2年がたった昨日、渋谷・男女平等ダイバーシティセンター「アイリス」で、パートナーシップ証明実態報告調査会が行われた。 公正証書を…

【2017衆院選】LGBTの政策について各党にアンケートをとって比べてみた

10月22日に投開票日を迎える衆院選。LGBTの政策について各党にアンケートをとって比較しました。

国連「同性愛者の死刑を非難する決議」に対し、日本はまさかの反対

国連人権理事会で「同性愛行為が死刑になること」に対して非難する決議が出されたが、日本は反対票を投じた。なぜ反対したのか、高岡法科大学の谷口教授に伺った。

「保毛尾田保毛男」という負の遺産が2017年に復活してしまった

フジテレビのスペシャル番組で「保毛尾田保毛男」が登場。まさか2017年に「ホモ」という言葉をテレビから聞くことになるとは思ってもみなかった。

アウティングによる加害者も被害者も生み出さないために、知っておきたい4つのこと - ゲイの大学院生が自死してから2年

一橋大学で、ゲイの大学院生がアウティングされたことによって自死してしまった事件から2年が経ちました。このショッキングな事件は、実は氷山の一角であり、今も至るところでアウティングは起きてしまっています。 勝手にセクシュアリティを暴露されてしま…

「彼女いるの?」という聞き方、ちょっと変えてみませんか?

職場や飲み会でも一度は必ず聞かれる「彼女(彼氏)いるの?」。 LGBTと呼ばれる人の中には、その一言によって「嘘を積み重ねる」きっかけになってしまうことがあります。 相手のプライベートを知ることで信頼関係が深まり、仕事がしやすくなるということはも…

「全国で動き出せば日本は変わる」約100名の議員が参加したLGBT自治体議連研修会

ゲイやトランスジェンダーであることをオープンにしている自治体議員を中心に、日本で初めて「LGBT自治体議員連盟」が7月6日に発足。 議連の最初の取り組みとして、LGBTについて学ぶ「LGBT自治体議員連盟2017 夏の勉強会」が27日、28日の2日間にわたって開催…

早稲田大学が「ダイバーシティ推進宣言」なぜこのタイミングなのか、LGBT学生支援センターの課長に話を聞いてみた

早稲田大学が7月1日に「ダイバーシティ推進宣言」を公表しました。 今年4月からLGBTの学生を支援する「GS(ジェンダー・セクシュアリティ)センター」を設置している同大学では、キャンパス内のだれでもトイレに「All Genders」マークを新たにつけたり、授業…

【東京都議選】LGBTの政策について各党にアンケートをとって比べてみた

こんにちは、東京都在住でLGBTに関する啓発活動をしています、松岡宗嗣です。 今週の日曜日、7月2日に投票日を迎える東京都議会議員選挙。豊洲移転や東京オリンピック・パラリンピック、子育て支援などが争点として注目されています。 東京に住むゲイの一人…

小学校教諭「誰だオカマは」と差別発言、これは氷山の一角にすぎない

埼玉県の小学校で、5年生の授業中に男性教諭が「誰だオカマは」など差別的な発言をしたというニュースがありました。 クラスに在籍している「男女両方の性に違和感を持っている」ことをオープンにしている児童が帰宅後保護者に相談。保護者が学校に抗議した…

フロリダ銃乱射事件から1年、「プライドパレード」がいつもと少し違った理由

アメリカ、フロリダ州オーランドにあるゲイナイトクラブ「PULSE」で、死者50人、負傷者53人に登る銃乱射事件が起きてから昨日でちょうど1年。11日に首都ワシントンやロサンゼルスなど各所で開催されたプライドパレードでは、普段の華やかなパレードとは少し…

台湾で同性婚容認へ「婚姻は子どもを産むことを前提としていない」

台湾で、同性婚が認められていない現行の民法は「違憲」と判断され、2年以内に修正することが命じられました。 以前、明治大学で開催されたワークショップ「台湾における婚姻平等化に向けた法改正の動き」の内容をブログにまとめましたが、その最後に「司法…

「同性愛について違和感はあるけど、嫌いという訳ではない」という人こそ考えて欲しい"無意識のうちの嫌悪"

Dictionary.comが選んだ今年の単語2016が「Xenophobia:ゼノフォビア、外国人(異なる文化への)嫌悪」だったというニュースが記憶に新しいです。 「〜フォビア」という言葉、日本語ではよく「嫌悪」と訳されますが、恐怖症だったり、憎み嫌うこと、強い不快…